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ナースが植物と暮らしたら

植物たちに囲まれて魔女のように生きる人の日常

陰翳礼賛

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『インサイドヘッド』というアニメ映画を観ました。
ヨロコビやカナシミ、ビビリ・ムカムカ・イカリっていう人間の感情を擬人化させた存在が登場して、人の脳がどんな働きをしているかってことをとてもわかりやすく、ユーモラスなストーリーに仕立てています。
だけど私にとってはただもう、ヨロコビとカナシミのお話でした。
とにかく明るいヨロコビは陰気でネガティブなカナシミを遠ざけ、必死に喜びの記憶で埋め尽くそうとするのだけど…。
ヨロコビは気付くのです。
カナシミがそっと寄り添うことで、悲しみの記憶もまた輝くということに。

 

youtu.be

 

いや~いい映画でした。
それではまた! って言いそうになりましたが続きますよ。

 

昔から、闇を感じるもの、奥に隠されたものに心惹かれる傾向がある。
陰にはのぞきこまずにはいられない強い力がある。
そのせいか、出会う人の傷や喪失や悲しみや怒りをつい無意識に嗅ぎつけてしまう。
感じることはできても私にはそれをどうすることもできないし、どうにかできるとも思っていないのだけど。

 

できることならば、そういう一般的には負とされる感情を否定することなく、別の新しい何かに変換する手助けができたならどんなに救われるだろう。
星が暗闇の中でこそ輝くように。
必要なのは時間なのかもしれないし、距離なのかもしれない。
あるいは他者からの赦しなのかもしれない。
でもやっぱりどうにもならなくて、打ちのめされることもあるでしょう。
それでも。

 

庭を私の心を表現する手段と考えるならば、植物の力を最大限に借りて癒しの空間を創りあげたい。
昼と夜なら夜。
陰と陽なら陰。
整然と作りこまれた美しさではなくて奥に潜っていくような。
私の理想の庭とは、そういう庭なのです。
伝わっていますか?