ナースが植物と暮らしたら

植物たちに囲まれて魔女のように生きる人の日常

その心配、無用です

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小さい頃からずっと絵描きになりたかった。
美しいと思うものを生み出し、それに触れていたいという純粋な欲求。
そしてその欲求のままに行動してきました。

 

小さい頃はよかった。
周りも手放しで褒めたたえてくれました。

 

だけどある時を境に、手のひらを返したような反応が返ってくるようになります。
反対と妨害が雨あられと降り注ぎました。
それは社会人としての進路を決める頃でした。

 

絵描きでは食べていけないから。
貧乏は社会的敗北ってなところでしょうね、わかります。
わかるけどそれは違う。(と、今なら言えます)

 

しかし今となっては、その反対や妨害が何の役にも立たなかったことに驚いています。
私にとっての色鉛筆や絵の具が、樹木や植物の小さな苗に変わった。
そう、ただそれだけだったんです。

 

私には離れて暮らす息子がいて、今とある資格を取ろうとしているらしい。
その彼がポロリと口にした本音がありました。

 

自分は今まで一度も挫折と呼ばれるものをしたことがないと思う。
だからもし挫折を経験したら、心が折れてしまうんじゃないかと怖くなる時がある。

 

驚くほど素直な息子の言葉です。
気の利かない鈍感な母にはとてもありがたい。

 

折れてしまった時どう立ち上がるのか、なんて教えてあげられないけど。
自分の中の純粋な欲求は何の力を以てしても消すことはできないから。
まだ見ぬ障害を取り除くのではなく、その道の険しさに向き合う覚悟を。

 

君ならできる。
なんて言わないけどね。