ナースが植物と暮らしたら

植物たちに囲まれて魔女のように生きる人の日常

心深き人

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金木犀が咲き始めました。
秋の匂いがします。

 

実はお隣さんのお庭に立派な金木犀があって、ちょうど我が家のキッチンの窓から見える位置にあるのです。毎朝キッチンに立つ瞬間の幸福感がものすごい。
ガーデニングには借景という考え方があるけども、これは借薫とでもいうのかしら…。

 

『秋を愛する人は心深き人』
確か昔、こんな歌がありましたよね。そして『愛を語るハイネのような僕の恋人』と続きます。
幼いころはぼんやりとではあるけれど、『春を愛する人』のほうが『僕の恋人』に相応しいような気がしていたんです。
だって~『スミレの花のような心清き人』ですよ? 砂糖菓子を連想させる、ふわふわとしたイメージじゃないですか。
きっと今の私たち世代の大人は、人を好きになどならないと考えていたんですね。
ああ、若いって傲慢だな~

 

でも実際に歳を重ねるごとに秋が恋の季節なんだと腑に落ちるようになってきた。
秋は人恋しくなる。
秋は詩を読みたくなる。
確かにそうだ、そう思う。

 

谷川俊太郎は『無垢』
高村光太郎は『官能的』
中原中也は『ノスタルジア
個人的な印象を一言で表すとこんなところでしょうか。
この時期のおひとり様には中原中也は寂しすぎて死にたくなるから(ウソです)、高村光太郎を読まれることをおすすめします。(余談ですが、おそろしい程時は過ぎて、あの銀色夏生さんもすっかり大物詩人になりました…)

 

秋ですね。
さあ、心を深くしてブラッシュアップに励みましょうぞ。